技術や接客は問題ないのに集客に結びつかない。
リピートや指名に繋がらない。
なにが問題なのかわからないという人は多いのではないでしょうか。
集客できない理由がわかれば誰も苦労はしませんが、マーケティング(売れる仕組み)の見直しは必要です。
なぜなら、サロンに興味がある人、必要としている人以外にアプローチしている可能性があるからです。
押しても手ごたえのない顧客に商品訴求しても空振りに終わる可能性が特大でしょう。
顧客の潜在ニーズを掘り起こすことができたとしても、それがコンスタントに続くとは限りませんし、むしろ一回で終わってしまう可能性があります。
まずその原因は、ターゲットの選定にある可能性があります。
というステップを踏んでいきます。
セグメンテーション(細分化)とは市場と顧客をグルーピング(グループ分け・組み分けのこと)するターゲティングの準備段階です。
このセグメンテーションによって方向性の定まった軸をもとにターゲティングを行います。
まずはサロンに最も適合するセグメントを見つけるためにグルーピングをします。
市場をいくつかの軸によってグルーピングしましょう。
グルーピングを行ったら高い可能性で顧客を取り込めそうな市場を探します。
グルーピング・細分化の項目
このように分けてターゲティングにつなげるようにするのがセグメンテーションの目的です。
最も重要視されるのは顧客の心理的変数です。
現在のマーケティングでは顧客の購買決定要因としてみられます。
ターゲットの選定です。
セグメンテーションで切り分けられたグループをいくつか選びます。
そこで切り分けられた市場には
特に上記2つのポイントで評価します。
重要なことは、その市場はサロンに利益をもたらすのか、実行が可能なのかです。
でなければ行動も起こせず、利益も出ないことになります。
このようにしてターゲットの選定します。ここでイメージするのは顧客のニーズをイメージすることです。
どんな人がサロンを必要としているか。
どんな場面で必要とされるか。
ニーズに仮説を立てます。
ターゲットを選定したらサロンが選ばれるためにすべきことを定めます。
ポジショニングとは競合がひしめく市場のなかでサロンの差別化を図ることです。
この差別化を明確に行うことで顧客にサロンの存在意義を認識してもらい、選ばれるメニューを提供できるギブアンドテイクの関係になれます。
差別化の項目は
自社の個性・特徴を構築します。
仮にエステサロンだったとします。
確実に痩せる、が売りと仮定します。
競合ひしめくなかでどのように差別化を図るのでしょう。
そのエステサロンに行くと確実に痩せることができますが、加えて付加価値を意識します。
発汗作用のある施術をした場合、新陳代謝がよくなります。
新陳代謝がよくなれば肌もきれいになります。
肌がきれいになると若々しく見えます。
ただ痩せる、というだけでなく、「若々しい健康な身体を手に入れたい」というニーズが存在します。
サロンスタッフがどんな態度で接客するのか。
顧客の要望に応える接客ができているか、また、メニューに対する顧客の声を聞いているか。
顧客の心に残る技術だったか。
顧客の心に残るサロンだったか。
これが以後、顧客のリピートにつながるか否かの分かれ道となります。
新陳代謝・肌がキレイ・顧客の要望に応える接客・心に残る。
このようにピックアップしていき、サロンの強みをさらに飛躍させ顧客に訴求していきます。
お気づきの通り、ポジショニングとはサロンの個性を出すということでもあるのです。
それは、ブランディングに繋がります。
ブランディングとは個性ということです。
サロンのもつ独特の個性に顧客は魅力を感じます。
競合サロンが多く存在するほど、サロンは差別化を狙ったブランディングを行うべきでしょう。
なぜ売り上げがあがらないのか?
要因は多々あります。
その中でもマーケティングの初期段階で行われるものを紹介しました。
いかにサロンのサービスがよかろうと、アプローチする相手を間違うとせっかくの苦労も水の泡となってしまいます。
GRADBOOK Inc. (グラッドブック)
代表取締役CEO ? 布野哲也 ? ?Funo Tetsuya
Contact usお問い合わせ
お問い合わせフォームはこちら